【投資】小遣いを通して株式を教育したい
茶助です。4月から、2児の親になる予定です。まだまだ小さな子供たちだけど、いずれやってくる「子供の小遣い問題」。渡し忘れて「今月まだ貰っていないよ!」とならないように、自動で渡す方法を考えてみた。
【1:小遣いの平均はいくら?】
そもそも、日本の小中高校生は、いくらお小遣いをいただいているのか?
平均だというのに、世帯年収ごとにばらついてしまった。
ちなみに、共働き家庭の平均世帯収入は
「707.8万円」
参考➡https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-h28.pdf
先ほどの表に合わせると、平均値はこれ。
お小遣い(月) | |
小学校 低学年 |
600 |
小学校 中学年 |
900 |
小学校 高学年 |
1200 |
中学年 | 2400 |
高学年 | 6000 |
これが平均と考える。
【2:小遣いを通して、株式を教えたい】
「株の配当金」が適切かと思う。
株の配当金の性格は、
①一定の期間(銘柄により毎月・3か月・6か月)で振り込まれる
②株価は長期的にみて伸び続ける=配当金も伸びる
③元本割れのリスクもある
というもの。②が本当かと思う方は、これをご覧いただきたい。
人生は200年もないので参考程度だが。持ち続けるなら、現金より株(それも米国の)がよいことが解る。逆に現金は、価値が暴落してしまう。(200年で、1ドルが0.06ドルに落ちている)
③元本割れのリスクだが、米国株式に分散投資すれば低リスク。
※例えば優良企業30社に分散投資すれば、1社が万一潰れても、残り29社は成長しカバーできたりする。
そんな、個人の数十万で分散投資は無理だよ・・・と思うのは早い。
「米国ETF」を使えば、分散できる。例として、”HDV”という銘柄のETFを使用する。
このHDVを採用するのは、構成75社が世界的に有名で、かつ景気に左右されにくい業種=いちどに数社倒産することは考えにくい から。
ちなみに2020年2月14日時点の 1株=96$、年間配当金=3.2$である。配当利回りは
「3.2÷96×100=3.3%」である。
ただし、この3.2$はそのまま貰えず、米国の現地課税10%・日本の課税20.375%がかかるので、
●3.2×0.9×0.79625=2.2932$/1株当たり が実際の配当受取である。
【3:小遣い出すためにいくら必要か?】
2020年2月14日時点の
●1ドル=110円
●HDVの年間配当=3.2ドル(課税後2.2932ドル)
●HDVの株価=96ドル
を仮定すると、必要株数はこう。
円(月) | ドル(月) | ドル(年) | HDV株数 | |
小学校 低学年 |
600 | 5.5 | 65.5 | 28.56 |
小学校 中学年 |
900 | 8.2 | 98.2 | 42.82 |
小学校 高学年 |
1200 | 10.9 | 130.9 | 57.08 |
中学年 | 2400 | 21.8 | 261.8 | 114.2 |
高学年 | 6000 | 54.5 | 654.5 | 285.6 |
低学年の28.56株(株は1株単位でしか買えないので29株)は、30.6万円。高校生の285.6株(286株)は、302万円必要になる。302万円とはとても大変だが、(僕らアラフォー世代の年平均手取りくらい)これで小遣いの心配はない。
もちろん配当金を証券口座➡銀行口座➡現金引き出し、は大人にしかできない。