茶助の備忘録

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薬剤師の職種・転職(調剤薬局)

僕は薬剤師歴10年以上・職種経験も多い人間。職種全体の比較はこれ。

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今回は、ぼくの調剤薬局薬剤師としての記録。

【1:拘束時間】

募集要項の勤務時間「8:30~18:00」的なものは、全体的に守られない傾向。子育てとか理由のない人が、時短がいいとはいいにくいと思う。その為、以下、門前医院の種類と時間について。

●総合病院前:守られる(8:30~18:00とあれば18:00に帰れる率が高い)。18時以降に残るのは遅当番の1人だけとかになる。

耳鼻咽喉科前:季節性があり、12~3月は特に守られず、定時1時間延長がアベレージ。

●小児科前:季節性があり、12~3月は特に守られない。ほかの季節でも延長が多い。

●内科前:季節性が少しあり、12~3月はやや延長する。

●皮膚科前:季節性が少しあり、6~8月はやや忙しい。

●精神科:季節性はなく、定時ピッタリが殆ど。

●整形外科前:季節性はなく、定時ピッタリが殆ど。

この様に診療科ごとで忙しさが違う。

【2:やりがい】

調剤薬局はやりがいが少ないと言われる。理由は「医師の処方せん通りに調剤・交付するのみ、自分のアクションで変えれる部分が少ない」から。流れ作業的なもので。勉強会にいっても知識が役立ちにくい。

●総合病院・内科・耳鼻科前は薬の種類も多く、やりがいを感じやすい。

●精神科・整形外科前は薬が限られ、ここだけに居ると知識が偏る。やりがいを感じにくい。

また調剤薬局は直接クレームを受けたり、へんな(危険な)患者と直接接しやすい。病院などとちがって受付にあたる人間がおらず、薬局入室してすぐ薬剤師がいるからだ。外部の電話を薬剤師が直接受けないといけない。

【3:給与】

はじめ高給だが、昇給の幅が小さい。最初の給料のまま最後までいくと思ってよい。

【4:社内恋愛のしやすさ】

絶対にきけないと思うので(聞いたら何しに薬局に来るんや!ってなる)、僕の見ている事から。社内恋愛は比較的しにくい。あるとすれば調剤薬局は薬剤師・薬剤師か薬剤師・医療事務になる。ただし調剤薬局は、病院などとちがって院内サークル的なものは少なく、他店のスタッフとは比較的疎遠(最初の研修中のみ親密だけど)。

【5:自分で用意するもの】

まずシャチハタ印が必要。まず買ってもらえない。

 

 

 

室内用のシューズも必要。色は白黒ならOK。布メッシュは汚れやすいのでお勧めできない。色々試し、白スリッポンや白クロックスが一番使いやすかった。僕はこればかり使っている。

電子メモ帳を使う人もいたが、僕は紙のメモ帳で事足りてしまった。

 

就職しやすいのは調剤薬局。人事部という人集めのプロがいて、彼らは新人薬剤師に何をいえば喜ぶかよく知っている。(給料こんなにある、この店舗はいろいろな経験ができてやりがいがあるなど)だが、鵜呑みにしない方が良い。