茶助の備忘録

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薬剤師の職種(病院薬剤師)

僕は薬剤師歴10年以上・職種経験も多い人間。職種全体の比較はこれ。

 

chaske1024.hateblo.jp

 

今回は、ぼくの病院薬剤師としての記録。病院就職をお考えの方は、きっと実際の拘束時間とか、給与とか、情報収集の難しさに手を焼いているはず。(実際ぼくが中途就職するときは、その情報収集の難しさに手を焼いた。病院薬剤師の友達から得られる情報も少なかった)だから、個人的な意見をここで書いてしまおうと思う。

【1:拘束時間】

募集要項の勤務時間「8:30~18:00」的なものは、割と守られている印象。仕事が早い人なら片付く。帰って子育てしたい人間には、助かることだ。ただし月1程度で何かしら勉強会あり、それが『自主参加だから残業申請できない、でも皆参加しているから解るよね?』的なものもある(サボっても居心地悪くならないが)。

●逆に最も守られなかったのは、「調剤薬局(個人病院前の場合)」だった。勤務時間「9:00~19:00」なのに、『診療終了していないからまだ帰れません』が多い。とくに個人病院が冬の耳鼻科・小児科の場合はひどく、1時間延長がアベレージだった。

【2:やりがい】

大変面白く、やりがい有。内服薬・外用薬に加え注射薬・点滴薬も触れるのが面白い。入院患者さんを観察し続けて、親身になれるのは病院ならでは。手元で使える情報が多く、看護師・医師・リハビリ技師のカルテ記事も読み放題、患者さんの検査数値も見放題。だから『Aさんはロキソニン1日3回服用だが、腎機能が低下傾向。薬の変更を考慮して下さい』的な提案ができる。こうやって自分のアクションが医療に反映できる。

●逆に最もつまらないのが「調剤薬局」。ピッキングし、定型文の服薬指導を、1日何十人もの患者さんに流れ作業。コンビニ店員と何が違うのか、とさえ思えた。患者さんの検査数値・病名・医師の見解もなにも解らないので指導できない。(下手な事いうとクリニックからクレームに)

【3:給与】

若いころは安い。でも昇給は多く、生涯年収は「ずっと(チェーンの)調剤薬局<ずっと病院」になる。いまの新卒薬剤師さんたちは、調剤・ドラッグストアへの就職が多いときくが勿体ない。調剤・ドラッグは人事部が大学などに就活にでかけ熱心に募集しているから、入りやすいからだ。給料も最初から高めだから。

【4:社内恋愛のしやすさ】

絶対にきけないと思うので(聞いたら何しに病院に来るんや!ってなる)、僕の見ている事から。社内恋愛は一番しやすい。薬剤師・薬剤師の恋愛はしにくいが(特に小さい病院の場合)、薬剤師・他職種(医師・看護師・リハビリ技師・検査技師)の恋愛がしやすい。病院スタッフは割と近場の人間が多いので、近くの人と結婚しやすい。

●逆に調剤薬局は薬剤師・薬剤師か薬剤師・医療事務になる。自分の店舗・ヘルプ先の店舗での出会いがある。薬剤師同士で恋愛結婚したいなら調剤のほうが恵まれる。チェーン薬局だと津々浦々から薬剤師が来るので、遠くの人と結婚なんて事も多い。

【5:自分で用意するもの】

まずシャチハタ印が必要。まず買ってもらえない。

 

 このタイプはペン挿しに挿しておけて便利。転職の際病院薬剤師の友達に、本当にお祝いにもらった。

 

室内用のシューズも必要。色は白黒ならOK。布メッシュは汚れやすいのでお勧めできない。色々試し、白スリッポンや白クロックスが一番使いやすかった。僕はこればかり使っている。

 

電子メモ帳を使う人もいたが、僕は紙のメモ帳で事足りてしまった。